墓じまい

昨日は133軒のピンポン営業を行いました。やはりお盆という時期の影響もあってか、不在のお宅が多く、チャイムを押しても応答のないケースが目立ちました。きっと皆さん、帰省や旅行などで普段の生活とは違う場所で過ごしているのでしょう。そんな状況もあり、手応えとしてはやや寂しい結果に終わりました。とはいえ、まったく収穫がなかったわけではなく、いくつか小さなご縁や今後につながりそうな話もあり、わずかながら希望の光も見えました。
私自身は、年に2回ほど実家の墓参りに行くのが習慣になっています。今年もすでに済ませており、気持ちの上でも一区切りついています。両親はすでに他界しており、実家も今では姓が変わっています。時の流れとともに、かつての家の風景や人のつながりも少しずつ形を変えていくものだと感じます。
子どもは娘が2人おりますが、将来このお墓をどうするのかはまだはっきりとは決めていません。最近は「墓じまい」という選択肢も広まりつつあり、自分たちの世代で決断すべき時が来るかもしれません。その時が訪れたら、家族とよく話し合い、心残りのない形で先祖への感謝を込めた選択をしたいと思っています。
この日は営業としては少し静かな一日でしたが、季節の移ろいや家族のことなど、日常の中では見過ごしがちなことに思いを巡らせる、そんな時間にもなりました。