30年前と違う自分。

昨日は、午後からの活動だったため、ピンポンは52軒と少なめでした。数字的にも結果はあまり良くなく、残念ながら新しい出会いはありませんでした。それでも、やってみれば必ず何かしらの収穫があるもので、今回はそれを改めて感じました。

午前中は物件の調査など事務的な仕事をしていたのですが、なぜか気持ちが満たされず、胸の奥に「このままじゃ終われない」という物足りなさが残りました。そこで、気分を切り替えようと営業エリアまで足を運び、ピンポンを開始。

すると、お客様に曇った表情で「必要ありません」ときっぱり断られた瞬間、胸の奥に「この先もう一歩も下がれない」という感覚が込みあげてきました。不思議なもので、その瞬間に心がシャキッと引き締まり、「ああ、この感覚だ」と思いました。初心を思い出させてくれる、あのピンと張りつめた感覚です。

気づけば、今から30年前の自分を思い出していました。起業を志して実家を飛び出し、神戸でサーバー営業の代理店契約を結び、右も左も分からないままピンポン営業を始めたあの頃。わずか2時間ほどで自信を失い、やり方も分からぬまま社会の厳しさを痛感し、しっぽを巻いて退散したこともありました。

あれから長い年月が経ち、今では何の抵抗もなく玄関のチャイムを押せる自分がいます。きっと経験を重ねる中で、断られることや厳しい反応への耐性が自然とできたのでしょう。

当時は苦く感じたピンポン営業も、今は「また一歩、自分を磨く時間」だと思えるようになりました。これからも、ぼちぼちではありますが、一歩ずつ続けていきたいと思います。

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