クーラー使ってないのは何割か

2025年8月18日、共同通信の記事によると、東京都は記録的な猛暑を受けて、高齢者や障害者世帯が省エネ性能の高いエアコンを購入した場合に負担を軽減する新たな施策を実施する方針を固めたとのことです。すでに東京都では、省エネ性能や冷房能力に応じてエアコン購入時に一定額を値引きする制度を導入していますが、特に熱中症リスクの高い高齢者や障害者世帯に対しては、さらに値引き額を増やす方向で調整が進められているそうです。小池知事も「最も早く効果的な形を検討するよう指示を出す」と応じたと報じられています。
実際にピンポン営業をしていると、肌で感じる実態と統計データとのギャップが見えてきます。感覚的には、全体の1割程度の家庭でクーラーを使用していない様子が見受けられます。特に、窓を開け放して風だけで過ごしているお宅や、クーラー自体が設置されていないお宅も散見されます。チャットGPTで確認すると「3割程度がクーラーを使っていない」というデータがあり、また「クーラーがそもそもない家庭は1割程度」という数字も示されています。私自身の現場での実感値とも重なる部分が多いと感じます。
こうした状況を考えると、エアコン購入時の値引き制度に加えて、実際の電気代への支援策も組み合わせることで、利用促進がさらに進むのではないかと考えます。購入しても電気代が負担になれば使われにくくなるため、「買いやすく、使いやすい」仕組みが整えば、熱中症対策としても効果が高まるはずです。
なお、昨日のピンポン営業は69軒でした。件数としては決して多くはありませんが、こうした一軒一軒での現場感覚こそ、今後の政策や実際の生活支援のあり方を考える上で重要な視点だと感じます。